点数や成績が上がらない理由/上がらない人の特徴 その①

これから、点数や成績が上がらない理由、上がらない人の特徴について、いくつかに分けて語っていきたいと思います。

今回は第一弾となります。

以下の内容は、あくまで個人の見解です。

まず一つ目は、

勉強時間が足りない。

当たり前過ぎる事なのですが、単純に“勉強をしていない”

点数や成績が上がらない、あるいは点数や成績が低いほとんどの子に当てはまるのがこれ。

為せば成る
為さねば成らぬ
何事も
成らぬは人の
為さぬなりけり

米沢藩9代藩主
上杉鷹山

財政改革を行い、藩の財政を立て直した米沢藩9代藩主・上杉鷹山(うえすぎ ようざん)が詠んだとされる短歌です。

「行動すればできる、行動しなければ何もできない。実現しないのは行動しないからだ。」

という意味です。

とにかく、まずは行動あるのみです。

目次

まずは勉強時間を増やそう

点数や成績が上がらない場合は、

まずは勉強時間を増やす事が最重要課題です。

1日は24時間あります。

極端な話ですが、人間しようと思えば、1日10時間以上は勉強できます。

正直、受験生であれば、休日はこのくらいは勉強して欲しいところです。

3年間の総復習をする必要があると考えると、これくらいの勉強時間は必要だと思います。

とはいえ、いきなり1日10時間以上の長時間の勉強をしたりするのは、多くの人にとって難しいと思います。

ですので、毎日少しずつでも良いので、勉強時間を増やしていき、それが習慣になってきたら、最終的には長時間の勉強ができるようになります。

勉強する時間を増やすために必要なのは・・・

では、勉強する時間を増やすために何が必要なのでしょうか?

『勉強を好きになること』

と無難に言いたいところですが、塾講師として多くの生徒を見てきて現実を知る私からすると、それは綺麗事であり、非現実的だと個人的には思います。

確かに、好きな事であれば、時間を忘れて、1日10時間以上夢中になって取り組むことは容易いと思います。

しかし、勉強方法によって多少緩和させることはできたとしても、多くの人は勉強が好きではないでしょうし、どうやっても好きにはなれない人が多いことでしょう。

勉強が好きになれた人は、非常に稀であり、幸運であり、それ自体が才能であると思います。

それゆえ、現実的に考えると長時間の勉強に必要なのは、嫌なことでも我慢して取り組む力、

つまりは忍耐力だと思います。

学習成績や学歴は努力や忍耐力の指標?

勉強することの意味や価値はたくさんありますが、
多くの人にとって嫌なものだからこそ、
なかなか頑張れないものだからこそ、
勉強することに価値があるというのも、そのうちの一つとして、確実にあると思います。

なぜなら、学習成績や学歴は努力や忍耐力の指標にもなるからです。

当然、「勉強ができる=仕事ができる」ではありませんが、『勉強ができる=努力ができる・忍耐力がある』と見なされることは多く、それ故に今なお学歴が就職活動などにおいても、重要な判断材料とされるのです。

裏を返せば、“勉強が出来ない”というのは、「忍耐力が無く、自分に甘い」と他者から判断される場面も少なからずあるということです。

つまり、多くの人にとっては苦行である勉強をどのくらいしてきたのかで企業は仕事においてどのくらい努力ができるのか、どのくらい忍耐力があるのかを測っているということです。

就職面接なんて、出会ってから数十分から長くても何時間かで判断されるわけですから、それが良いか悪いかは別として、学歴で忍耐力を見極めるというのは多くの就活生を篩に掛けるうえで、非常に効率的な方法であると思います。

その学生が実際にどんな学生時代を送ってきたかなんて、口ではなんとでも言えますし、面接官からしたら真偽はわかりえないことです。

(もちろん全員が嘘をついているわけではないですが、実際に就活の面接では、真偽の確かめようの無い「サークルの代表をしていました。」、「ボランティアをしていました。」などと口にする人が”異様に”多かったです。笑)

しかし、ある程度の名前の知られた大学に入るには、それ相応の勉強が確実に必要ですから、口で「私は努力のできる人間です。」とか「忍耐力のある人間です。」と言うより、学歴で証明する方が間違いなく信頼に値します。

他にも、口でいくら「英語ができます。」とか「英語の勉強をがんばりました。」というより、「英検○級」「TOEIC○点」ということを証明した方が、信頼に値します。

このように、結果や実績(学歴や資格など)でしか他者から信頼に値する根拠を提示できないということです。

時間を増やすだけではダメ

先程は、いかに勉強時間を増やす事が重要かをお伝えしました。

かと言って、ただ「闇雲に勉強時間を増やせばいい」というわけではありません。

どんなに勉強時間を増やしても、「間違った勉強方法、非効率的な勉強方法」で、
“ダラダラゆっくりと”何時間勉強しても成績は上がりません。

以前の記事↓でも書きましたが、時間だけでなく、勉強方法ペースも重要です。
これが勉強におけるにあたるわけです。

また、いくら正しい勉強方法で勉強したとしても時間が足りないと、思うように成績は上がりません。
(この「正しい勉強方法」に関しては、次回の記事でまた詳しくお伝えします。)

このように、勉強は“量と質のバランス”が重要ですが、いきなり質の高い勉強するのは、難しいです。

やはり量をこなす中で質を高めていくしかありません。

そういう意味での、「まずは勉強時間を増やそう」ということです。

もちろん効率的な勉強方法を私から教えることもできますが、どのように勉強したら、効率的に習得できるか自分で頭を使い、試行錯誤する経験も非常に大切なことだと思います。

量をこなさずして、質を語る権利なし

以前、サッカー元日本代表選手の本田圭佑さんが、大阪府知事の吉村洋文さんとの対談の際に、

「質とかって、めちゃめちゃ働いたやつが言う言葉であって、量をこなしていないやつに質を語る権利なしと思ってる。」
(原文まま)

と仰ってました。

まさしく、その通りで、勉強にも同様のことが言えると思います。

質について考えるのは、量をこなした後の段階です。

量をこなせてないのに、「質が〜云々」と言うのはやめましょう。

多くの場合、それは長時間の勉強を避けるための言い訳でしかありません。

それに、短時間であっても、本当に質の高い勉強が出来ているならば、短時間の勉強でも点数や成績は上がっているはずです。

それに、まだ生徒の皆さんには”勉強の質の高さ”が判断できるほどの経験は無いはずです。

それはこちらで判断させてもらいますので、『質の高い勉強方法ができているか』ぜひ相談してください。

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この記事を書いた人

群馬県出身。
主に教務を行いながら、内装やWEBサイト制作、SNS、動画制作、デザイン、広報業務などを担当。

高校3年生の時、半年間の勉強で偏差値を40台から60台へ上げ、最終的に一般入試でGMARCHに現役逆転合格。就職活動では、学生時代に培ったWEBサイト制作・運営の経験を評価され、東京のIT系の某上場企業から一次面接で即日内定を貰うも、迷ったあげく辞退し、大学卒業後はフリーランスとしてWEBサイトの運営・制作をしながら塾講師として大手塾で暫く勤務した後、教室長と共に個別指導塾2nd Roomを開業。

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